HARMONY

by 山口大樹

社会は人々を管理しようとする。社会は自然を克服しようとする。 マナーやモラルが成長して法になるように。技術の発展により、一定の環境の維持が可能になっ たように。人々はこうありましょう、生活はこうあるべきだ、という考えが蔓延し、技術がそれ を助長し、社会の檻はどんどんと強固なものとなる。人々の生活が完全に管理されるのも近いか もしれない。伊藤計劃は、作品「ハーモニー」にてユートピアの極限を鮮明に描いた。そのよう な社会では意に沿わないことは排他され、想定外の出来事が起こらないように最新の注意が払わ れ続ける。そんな社会へのアンチテーゼを唱えたい。

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